スマートフォン利用時に気をつけること

パケット代は定額に

スマートフォンでは、様々なアプリケーションが常に動いているため、気づかない間に大量の通信が行われパケット代が高額になることがあります。そのため、携帯電話各社が提供しているパケット代定額プランを契約するとよいでしょう。具体的には、インストールしたアプリケーションの自動更新によって通信が行われることや、地図アプリや経路探索アプリなど、アプリ利用時に自動的に通信をするものがあります。これらの通信は、従来の携帯電話と違い、通信をするかどうかを事前に確認することはありません。そのため、パケット代定額プランにしておかないと、数万円から数十万円の代金請求を受けて驚く事態が発生する可能生があります。


アプリの利用

スマートフォンでは、Androidマーケットなどに登録されている、無料や有料の様々な種類のアプリケーションを簡単にインストールして 利用することができます。また、有料アプリも、携帯電話料金と合算したり、クレジットカード払いにしたりすることで、簡単に購入することができます。後払い方式での購入は、非常に便利である一方で、ついつい買いすぎてしまうことがあります。購入の必要性や代金を考えた上で、アプリを購入するようにしましょう。

 

個人情報がたくさん

スマートフォンには、電話帳に登録された電話番号や、WebサービスのIDやパスワードなど、たくさんの重要な情報が保存されています。また、コンピュータで利用している、電子メールや、カレンダー、オンラインアルバム、オンライン文書などの様々なデータと同期ができるため、外出先で見ることができ、大変便利です。しかし、一方でスマートフォンを落としたり、盗まれてしまったりした際には、自分や家族、友人の大切な情報が漏洩してしまう危険性があります。このような、重要な情報を守るために、落としたときや盗まれたときなどに、他人がスマートフォンを操作できないように、画面ロックを設定しておきましょう。万一、紛失してしまったときには、すぐに携帯電話会社に連絡をとり、他人が利用できないようにロックや利用停止の設定をしてもらいましょう。

ロック方法

ロック
  1. 【設定】>【位置情報とセキュリティ】>【画面ロックのセットアップ】をタップします。
  2. ロックの方法を選択します。暗証番号でロックする場合は、【PIN】をタップします。
  3. 【PINの選択】で、4桁以上の暗証番号を設定し、【次へ】をタップします。
  4. 【PINの再入力(確認用)】で、設定した暗証番号を入力し、【OK】をタップします。

位置情報(GPS)は必要なときだけ利用しよう

スマートフォンについているカメラ機能で、写真や動画を撮影することができます。連携したアプリで撮影した写真や動画を楽しむこともできます。撮影した写真や動画を、ブログやSNSなどにアップロードすることも簡単にできます。また、GPS機能で位置情報を写真に付加することもできます。しかし、位置情報が付加された写真をブログなどに掲載すると、他人に自宅の住所などが知られてしまう危険性があります。場所を知らせたくないときにはGPS機能を無効にして撮影しましょう。

位置情報(GPS)の解除方法

  1. 【設定】>【位置情報とセキュリティ】をタップします。
  2. 【無線ネットワークの使用」と【GPS機能を使用】のチェックを外すと、位置情報(GPS)機能が解除されます。

 

Wi-Fi(無線LAN)の利用

スマートフォンは、携帯電話網(3G回線)に加えて、Wi-Fi(無線LAN)を利用することができます。無線LANは、携帯電話会社などのサービスを契約すれば、外出先でも利用することができます。高速で通信でき、パケット代もかからずとても便利な通信方法です。しかし、時々、セキュリティ設定されておらず、誰でも利用できる無線LANの電波を見つけることがあります。無料で高速インターネット回線が利用でき、便利ですが、それを利用すると、自分の通信内容を盗み見される可能性があります。電子メールやSNSを利用するためのパスワードなどの重要な情報を盗まれてしまう可能性がありますので、セキュリティのない無線LANを見つけても接続しないようにしましょう。 なお、セキュリティ設定がなされている無線LANを、パスワードを推測するなどして接続することは、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」に抵触する犯罪行為です。絶対にやってはいけません。

詐欺アプリに気をつけよう

スマートフォンに追加してゲームやコンテンツを楽しむことのできるアプリは、スマートフォンの電話帳や位置情報、携帯電話番号を取得することが技術的に可能です。この機能を悪用した詐欺アプリに気をつけなければなりません。 詐欺アプリの被害にあわないために、セキュリティソフトを導入することや、怪しいアプリをインストールしないようにしましょう。

要注意が必要なアクセス許可例

要注意アプリ時計の表示に必要が無いと考えられる、「個人情報」や「電話/通話」の読み取り許可を要求しています。さらに、「ネットワーク通信」のインターネットアクセス許可を要求し、読み取った情報を送信している可能性があります。

提供元不明アプリインストール設定方法提供元不明アプリ設定

  1. 【設定】>【アプリケーション】をタップします。
  2. 【提供元不明アプリ】のチェックを外すと、提供元不明アプリのインストールができなくなります。

セキュリティソフトを入れよう

悪質なアプリや悪質なサイトに誘導されないように、コンピュータと同じように、セキュリティソフトを入れましょう。携帯電話各社で提供しているスマートフォン用セキュリティサービスに加入するのも一つの方法です。