パケット代は定額に
スマートフォンでは、様々なアプリケーションが常に動いているため、気づかない間に大量の通信が行われパケット代が高額になることがあります。そのため、携帯電話各社が提供しているパケット代定額プランを契約するとよいでしょう。具体的には、インストールしたアプリケーションの自動更新によって通信が行われることや、地図アプリや経路探索アプリなど、アプリ利用時に自動的に通信をするものがあります。これらの通信は、従来の携帯電話と違い、通信をするかどうかを事前に確認することはありません。そのため、パケット代定額プランにしておかないと、数万円から数十万円の代金請求を受けて驚く事態が発生する可能生があります。
»スマホ利用でかかる維持費パケット代の目安
2012年3月段階でのスマートフォン向けのパケット代定額プランは、使った量に応じて上限額が変わる2段階型と、どれだけ使っても同じ料金のフラット型の2種類があります。2段階型は、使わない月は利用料が安くなる代わりに上限額まで利用すると、フラット型よりも500円程度高くなります。また、2段階型の下限額が 0円からのプランを提供している携帯電話会社もあります。
下限額 | 上限額 | パケット通信料 | |
---|---|---|---|
フラット型 | 5,460円 | 定額 | |
2段階型 | 390円 | 5,985円 | 0.0525円/パケット |
2段階型の上限額までのデータ通信料
2段階型の上限額までは、どのくらいのデータ通信ができるのでしょうか。1パケットあたり、0.0525円のパケット料金がかかるとすると、次の計算式のように、約14メガバイトです。500万画素のデジタルカメラで撮影した画像が約2メガバイト強であることを考えると、数枚の画像をメールなどに添付すると上限額まで達してしまうことがわかります。また、Androidアプリなどのデータも大きく、例えば、地球儀アプリであるGoogle earthは約8.2メガバイトです。
(上限額まで利用できるパケット量)
5,985円÷0.0525円/パケット=114,000パケット
(パケット量をデータ量に変換)
1パケット=128バイト
114,000パケット×128バイト=14,592,000バイト
14,592,000バイト÷1024=14,259キロバイト
14,259キロバイト÷1024=13.91メガバイト
パケット通信料の目安
携帯電話各社で、メールの送信やサービスの利用時にかかるパケット通信料の目安を公表していますので、参考情報として各社のページのURLを示します。
- DOCOMO「パケット通信料金(概算)」
http://www.nttdocomo.co.jp/charge/introduction/structure/imode/list/ - Au「パケット通信料の目安」
http://www.au.kddi.com/ryokin_waribiki/waribiki/ryokin_meyasu/ - Softbank「パケット通信料の目安」
http://mb.softbank.jp/mb/price_plan/3G/packet_estimate/