アプリのインストール時に気をつけるアクセス許可
アプリケーションのインストール時には、アプリケーションに対して、スマートフォンへの情報等にアクセスする許可が求められます。それに同意して,アプリケーションをインストールすることになります。
例えば、図に示した「とけい」アプリは、時計を表示するアプリであるのに、アプリの実行には関係ないと思われる、「個人情報」、「電話/通話」などの情報へのアクセス権限の許可を求めています。このような、アプリの実行に明らかに必要の無い権限を求めるアプリケーションは、注意が必要です。
注意を必要とするアクセス許可
以下に,注意を必要とするアクセス権限の項目について解説します。
- ネットワーク通信:完全なネットワークアクセス
その他のアクセス許可と組み合わせて、スマートフォン内部の情報が送信される危険性があります。ただし、明らかに通信が必要なアプリについては必要な許可です。また、広告を配信するために許可を求めていることもあります。 - 電話/通話:携帯のステータスとIDの読み取り
スマートフォンの携帯電話番号の取得を許可する項目です。ネットワーク通信の許可と組み合わせて携帯電話番号が送信される危険性があります。ただし、電話帳を管理するアプリなどについては必要な許可です。 - 現在地:詳細な位置情報
位置情報の取得を許可する項目です。ネットワーク通信の許可と組み合わせて位置情報が送信される危険性があります。ただし、地図アプリなどについては必要な許可です。また、広告を配信するための位置情報の参考として「おおよその位置情報」を求めていることもあります。 - ストレージ:SDカードのコンテンツを修正/削除する
スマートフォンの情報の変更を許可する項目です。情報を削除されたり、改ざんされたりする危険性があります。ただし、ファイルマネージャーなどについては必要な許可です。 - 料金の発生するサービス:SMSメッセージの送信
SMSメッセージの送信を許可する項目です。不特定多数もしくは特定の宛先にSMSメッセージが送信される危険性があります。